PS2、PS3にて展開されていたジャパンモダンホラーゲーム
SIRENシリーズ
作中世界では大きく分けて
堕辰子(初代およびNT)
母胎・堕慧児(2)
の二つの存在により怪奇現象が起こります。
しかしこれらの怪異も大元になる存在があります。
今回はSIRENシリーズの世界を作り出した始祖の存在
闇那其
について解説します。
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闇那其とは
作中世界はかつて一つの存在のみで構成されていました。
それが闇那其(あんなき)です。
闇那其の他には何もなく、闇那其=世界という構造です。
しかし、闇那其にも寿命があり、やがて死を迎えます。
死後、闇那其の身体は無数の破片に分割され四散します。その破片の一つ一つが後の作中世界を作り出すことになりました。
つまり、世界そのもの、人間を含めた生物、堕慧児のような神々、母胎のような古の支配者は全て闇那其から生まれているのです。
作中での描写
森羅万象は文字通り闇那其から生まれています。
作中の全ての要素は闇那其由来ですが、特に物語に関わる要素を紹介します。
闇那其の破片は必ず相反する特性を持った存在に変わっています。何かが生まれたのであれば、それを無効にするものも生まれます
SIREN
物語の始まりは堕辰子と呼ばれる神様の一種を過去の羽生蛇村の住民が食べてしまったことによります。人間界とは別に上位の存在が住まう神の世界が闇那其により生まれていました。
それに相反する要素として宇理炎が生まれていました。あらゆる生命を消し去る力を持ち、使用者の命を使い周囲の不死の存在すら滅する力を持ちます。
SIREN2
闇那其の存在が明確に描写されたのはSIREN2でした。
SIREN2では母胎と呼ばれる古の者が原因の物語です。母胎はかつての地球の支配者であり、地上奪還のために活動していました。
母胎は基本的には不死身の存在であり、弱点である光以外に人類の武器で滅することはできません。
しかし、「闇那其・痕」と呼ばれる武器が登場します。母胎から生まれる闇霊を完全に滅することのできる木「滅爻樹」と呼ばれる木から生まれました。
虚無の世界で闇霊が一つの存在に変わり母胎が産まれたことで、滅爻樹から新たに闇那其・痕が生まれました。
この武器でのみ母胎にダメージを与えることが可能です。
まとめ
練りに練られた設定により強固に世界が作られているSIRENシリーズは、作品で語られない領域にまで作り込みがされています。
闇那其はその差異たるもので、作中ではアーカイブにて表されているものの、ゲームをプレイ・クリアするにあたっては知らなくていい要素です。
というより、ゲームだけでは判明しません。これらの設定を知るにはSIREN公式ガイド本の「SIREN MANIACS」で描かれています。
この本はゲームの攻略サイトではなく、設定の深掘りやゲーム制作にあたっての記録などが記されています。
SIRENシリーズを深く楽しむために是非ご一読頂くことをお勧めします。
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