人口2,000人に満たない田舎の村「雛見沢」で起こる連続怪死事件と国家規模の陰謀を描いたミステリー作品
ひぐらしのなく頃に
令和に入ってからも続編アニメが制作されるなど衰えることのない人気作です。
本記事は、全ての始まりである「ひぐらしのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に解」についてのネタバレ解説ハブページとなります。
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各編について
ひぐらしのなく頃には連作形式で物語が進みます。
最大の特徴として多くの編において主人公を含む登場人物が死亡しますが、次の編では時間が巻き戻り全員が生存した状態で物語が始まります。
各編で登場人物はそれぞれ異なる行動を取り多数の世界に分岐していきます。
出題編『ひぐらしのなく頃に』
鬼隠し編
「ひぐらしのなく頃に」の第一話に当たるチュートリアルストーリーです。
雛見沢に引っ越してきた前原圭一が村で巻き起こる事件に翻弄され、惨劇に突き進んでいきます。
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綿流し編
魅音の双子の妹である詩音が登場します。
魅音と詩音の恋心が原因になり凄惨な連続殺人事件が巻き起こります。
また、雛見沢を牛耳る御三家、特に園崎家が持つ暗部について知ることになります。
祟殺し編
北条沙都子が背負っている過酷な境遇が描かれます。
叔父による虐待を受け、沙都子はどんどんと消耗していきます。
沙都子のために叔父を手にかけた圭一ですが、そのご不可解な現象に巻き込まれていきます。
さらに、何者かが古手梨花を惨殺しており、部活メンバー以外にも加害者がいることを示します。
最後には村が全滅するガス災害が起こり物語は幕を閉じます。
暇潰し編
昭和54年、メインストーリーの5年前が舞台となります。警視庁の刑事である赤坂衛が経験することになる誘拐事件を中心とした不可解な事件と、古手梨花による連続怪死事件の予言が描かれます。
解答編『ひぐらしのなく頃に解』
目明し編
綿流し編と酷似した世界が園崎詩音の視点で描かれます。
綿流し編で何が起きていたのか。視点が変わることで真相が明らかになっていきます。
さらに雛見沢連続怪死事件が園崎家をはじめとした村ぐるみの犯行でないことが明かされます。
罪滅し編
鬼隠し編の解答編であり、村ぐるみで命を狙われているという疑心暗鬼に陥るのが竜宮レナになります。
圭一と同じく雛見沢症候群の症状により物事を正しく認識できなくなったレナは周囲の状況を自分の都合の良い(悪い)ように思い込み、学校占拠事件を引き起こします。
また、本編において古手梨花が時間の巻き戻しを起こしていることを示唆し、さらに不完全ながら圭一が鬼隠し編での経験を思い出します。
レナは圭一の説得により正気を取り戻し警察に逮捕されますが、後に古手梨花殺害事件が起こり、その直後に村はガス災害により全滅します。
皆殺し編
古手梨花により「ひぐらしのなく頃に」の世界の仕組みが明示されます。梨花は自らに訪れる死の運命、および仲間たちが疑心暗鬼に囚われずに済む世界を目指して100年以上にわたって世界のやり直しを経験しています。
また、雛見沢症候群の存在、極秘の研究機関が入江診療所に偽装して村にあることが読者に示されました。
本編においては部活メンバーの面々が無意識に過去の世界での過ちを理解しており、惨劇のきっかけを悉く回避していきます。
しかし、祟殺し編と同様に北条沙都子が叔父に連れ攫われてしまいますが、この世界の彼らは仲間との協力による正攻法で事態を解決させ、部活メンバーによる惨劇は回避されました。
梨花を殺す者については、入江機関の実質的なトップである鷹野三四と山狗という自衛隊の特殊部隊であることが判明します。
死の運命を覆すあと一歩の所で部活メンバーは全滅してしまいました。その後、梨花の死をきっかけに滅菌作戦が発動します。
多くの世界で起きていたガス災害は鷹野の主導により引き起こされた大量殺人だったのです。
祭囃し編
前作で判明した真犯人である鷹野の過去が描かれ、なぜ彼女が村人の殲滅という狂気じみた行いをしたのかが描かれます。
また、羽入が初めて人に見える形で雛見沢に現れ、梨花の死の運命を回避し、仲間全員で昭和58年6月を突破するために動き出します。
用語
作中には単純な固有名詞から物語の根幹に関わる謎に包まれた存在まで様々な用語が登場します。
雛見沢村連続怪死事件/オヤシロ様の祟り
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雛見沢大災害
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雛見沢症候群
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入江機関
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滅菌作戦
終末作戦と混同されることがありますが、終末作戦は滅菌作戦を利用して鷹野が起こした虐殺テロ行為であり厳密には別の用語となります。
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